「EQ」概念の火付け役的な本。
アメリカのTIME誌が大々的に特集したこともあって、ビジネスマンにウケた1冊。情動の知性(EI/日本ではEQとして一般的に認知されている。)について、研究データや事例をもとに一般人向けに話を展開している。マニュアル本ではなく、EQの概念を実社会での事例を絡めて紹介するEQの案内本。一部、専門書的でもある。約2cmの厚さがあるこの本は読み応えがある。 著者はアメリカ人で、「いまの子供は昔の子供より感情面で病んでいることが世界的傾向として確認された」という調査報告に危惧しているが、これは今の日本の社会的現象にも当てはまる事であり、今や、IQとEQを兼ね備えた人間としての総合力が問われる時代になった。
EQと脳の関係・・・脳の働きがいかに情動の思考に影響しているかが理解できます。EQすなわち、情動教育が、子ども達の学力や成績の向上にいかに重要な役割を持っているか、子ども達の人格形成の上で、いかに重要な役割であるか事例を挙げながら、解説をしています。
参考文献