大脳|幼児教育・幼児教材の「まいとプロジェクト」

大脳

簡単に言うと…

一般的には大脳と言えば、大脳(新)皮質を指す。脳の外側部を覆うように発達しており、高等動物ほど大きい。大脳は左右にほぼ対象的に左脳と右脳の2つの大脳半球がくっついたような形をしており、脳全体の約80%を占めている。

詳しく言うと…

大脳の表面は皮質と呼ばれる約2.5ミリの薄い層で覆われており、神経細胞が集まっている。
ヒトの脳は、進化論的に発達してきたと言える。一番内部には脳幹と小脳が中心となるいわば魚類の脳があり、その上に原始的に発達した大脳古皮質を持つ爬虫類の脳があり、さらにそれに被さるように発達した大脳新皮質を持つ下等哺乳類の脳が出来て、猿などの高等ホ乳類ではこの大脳新皮質がさらに発達していくことになる。
つまり、ヒトは生きていく本能的な部分を下等動物の脳が担当し、ヒトならでは高度な精神作用や情報処理は他の動物とは比較にならないほど巨大化した大脳新皮質が担当している。

「まいと」から一言

脳は、人間にとって最も重要な部分です、大切にしましょう。
赤ん坊を乱暴に揺さぶったり、転んでぶつけるなど、脳に衝撃を与えないようにするのはもちろんのことですが、とくに脳は熱に弱く、体温が42度を超えると機能が衰え、45度を超えると脳神経細胞に重大な障害を残すこともありえます。
真夏の炎天下や高温高湿度の室内では熱中症になりやすいので、帽子や通気性の良い服の着用、運動の合間での休息やポカリスエットなどの水分補給、適切な室温調整など、予防に気をつけましょう。

参考文献

  • 「Emotional Intelligence(邦題:こころの知能指数)」/ダニエル・ゴールマン(土屋京子 訳)/講談社
  • 「幼児教育と脳」/澤口 俊之/文藝春秋
  • 「脳が考える脳」/柳澤 桂子/講談社
  • 「脳の健康」/生田 哲/講談社
  • Newton別冊「遺伝子と脳からみる男と女のサイエンス」/ニュートンプレス。

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