感覚に基づく右脳教育。
脳の中の側頭葉(第2回の注釈「人間らしさの脳」参照)を中心に、五感からくる感覚を受けとめる場所があります。この感覚野で感覚に送り込まれた感覚の情報を受けとめ、その周りにある連合野がこれらの情報を処理する。
幼児期は、五感を通しての教育がとても大切です。五感を総動員して周囲の物を吸収する感性の時期です。授業の中では、感覚的な言葉や感覚行動をたくさん取っていきます。
知識を教えるのではなく、触ってどう感じたか、匂いを嗅いでどんな匂いがしたか、色々な角度から見たり、味見をしたり、音を聞いてみたり・・・その感覚行動を感覚的な言葉で幼児に伝えていきます。例えば、『ザラザラしているね』『いい匂いね』『冷たいね』など。
そして、五感と知識・情動・体のバランスある刺激や働きかけが逞しい脳を作っていきます。(五感とは・・・触覚・聴覚・臭覚・視覚・味覚をいいます。)
参考文献