脳幹は、生命を維持する脳として機能しており、ネズミやイヌや猿など、動物としての種は異なっていてもよく似ている。
脳幹には、ドーパミンを生産する神経細胞(ドーパミン・ニューロン)がある部位(神経核)があり、ここをA10神経と言う。
A10神経からドーパミン・ニューロンの軸策が伸びて、大脳皮質に至りドーパミンを分泌する。
A10神経は、脳幹から視床下部をかすめて、扁桃核を通り、海馬に至るが、多くの動物ではこの大脳辺縁系で終了する。しかし、人の場合はさらに大脳新皮質の広範囲の部分に及ぶことになる。
(第2回の「シナプス」、第3回の「ニューロン」も参照)
人は、ドーパミン(脳内ホルモン)が大脳新皮質の、その中でも前頭連合野に豊富に分泌されることが、豊かな脳に育つ秘訣です。
参考文献