物価の下落と実体経済の縮小とが相互に作用し、らせん階段を降りるように景気がどんどん悪くなること。(1990年代後半の日本の様子。)
デフレ(Deflation)とはお金の価値が上がり、相対的にモノの値段が下がることであり、スパイラル(Spiral)とはラセンを意味し、この2語からなる造語。
モノ(商品やサービス)の値段が下がっても、人は必要以上にモノを買わないので、モノが同じ数だけ売れても、販売価格が低いので企業の売上げは落ち、利益が減り、業績悪化となる。
企業業績が悪化すると、日本経済全体も元気がなくなり活動が低迷し、経済が縮小していく。
経済が縮小すると、雇用調整が始まり、リストラや給与が削減されるので、購買意欲が減退する。
購買意欲がなくなるとモノが売れないので、さらに販売価格の下落につながり、企業業績がますます悪化するという悪循環を生むことになる。
脳内デフレスパイラルは、次のような現象です。
やる気の下落(詰め込みや強制、愛情の欠如)
↓
ドーパミン分泌の減少
↓
達成機会の獲得の滅少(集中できないのでうまくいかない。誉められない。脳が興奮しない。)
↓
脳の活性低下=前頭連合野(司令塔)の発達に繋がらない。
↓
その様な脳では上手くいかない。(失敗、中途半端、挫折。)
↓
さらなる「やる気」の下落
参考文献