トラウマ(心的外傷)|幼児教育・幼児教材の「まいとプロジェクト」

トラウマ(心的外傷)

簡単に言うと…

後遺症として残るような精神的ショックのこと。

詳しく言うと…

トラウマはPTSD(心的外傷後ストレス障害)といった精神障害のキッカケにもなる。
これは、大地震や交通事故、誘拐や性的虐待などによる被害を受けた時におこる心の病で、その体験を繰り返し思い出したり、意欲や集中力の減退、びくつきや落ち着きのなさ、情緒不安定など、トラウマによるストレスが心身にさまざまな障害を引き起こす。

トラウマを引き起こすもの

地震・台風・洪水などの自然災害。飛行機事故や交通事故。
遭難や火災などの災難。強姦・強盗・誘拐・脅迫・傷害などの犯罪被害。殺人や凶悪事件・大事故などの目撃。家庭内暴力やいじめ。幼児虐待。

「まいと」から一言

トラウマの多くが、幼児期における虐待が原因であると言われています。この「幼児虐待」とは、身体的暴力だけでなく、言葉の暴力も含まれます。さらに、心理的虐待や性的虐待、養育放棄も幼児虐待です。
その虐待が心の傷として脳に刷り込められてしまうので、脳の健全な発育を妨げ、人格障害や精神障害を引き起こし、その子の人生に悪影響を与えます。さらに、大人になってからも心の傷が消えないで、自分の子どもにも同じように虐待をしてしまうケースもあります。
このように、トラウマの中でも幼児期の虐待は、その後遺症が深刻なので、絶対にあってはなりません。

参考文献

  • 「Emotional Intelligence(邦題:こころの知能指数)」/ダニエル・ゴールマン(土屋京子 訳)/講談社
  • 「幼児教育と脳」/澤口 俊之/文藝春秋
  • 「脳が考える脳」/柳澤 桂子/講談社
  • 「脳の健康」/生田 哲/講談社
  • Newton別冊「遺伝子と脳からみる男と女のサイエンス」/ニュートンプレス。

ページトップ