女性ホルモンの1種。女性ホルモンには、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の2つがある。
これらは協力し合い、女性特有の体つきや体のリズム(主に卵胞ホルモン)、妊娠準備や出産(主に黄体ホルモン)等につかさどるホルモンとして働くが、女性の体内で分泌される女性ホルモンの一生分の量はスプーン1杯程度。
ある流産予防薬は、合成黄体ホルモン製剤が使われている。
黄体ホルモンは女性ホルモンの1種だが、母体への投薬などで製剤として与えられると、胎児の脳に対して男性ホルモンのアンドロゲン作用と同じように働き、胎児の脳を男性化させる。
この場合、胎児が女なら「男性化した女脳」の持ち主としておてんば娘となり、男の場合には「超男性化した男脳」の持ち主となり攻撃的な資質を持つ。
注:下記の事件例は、凶悪犯罪を擁護するものでも流産予防薬を否定するものでもありません。
暴力団から三〇〇万円の金を要求され、支払わないと東京湾に沈められると恐怖した19歳の少年は、マンションに侵入し83歳の老婆から8万円を奪い電気コードで絞殺した。さらに36歳の主婦を包丁で背中から5回突き刺し殺害し、15歳の少女を暴行し、42歳の主人から数百万円の預金通帳を奪い包丁で突き刺し殺害し、4歳の幼児も刺殺した。
一審と二審では死刑判決となるが、この時、精神鑑定を担当した福島博士は、犯行を「超男性化した脳」と「早幼児期脳障害」によるものであり、神経衰弱と評価され少なくとも情状酌量の余地はあると報告した。
参考文献