睡眠には2つの型があり、寝入ってから次第に深い眠りに入っていくが、これをノンレム睡眠と言う。
その後に目がキョロキョロ(( (・・ )( 。。) ))と急速に動いたりする浅い睡眠が現れるが、これをレム睡眠と言う。
(REMはrapid eye movementの略で、急速眼球運動。)
人の睡眠への移行は、まず起きている状態(覚醒)から、ノンレム睡眠に入り4つの段階を経ながら次第に深い眠りとなり、その後に浅い眠りのレム睡眠が約10分〜20分くらい現れる。これが1セット約90分となり、一晩に4〜5回繰り返される。
ノンレム睡眠は身体の疲労の回復にとって大切な眠りであり、レム睡眠は心の健康(印象、情緒、欲求を整理する)に関係が深く、夢を見る眠りです。
幼児期において、ノンレム睡眠時には成長ホルモンが多量に分泌されることでも、その重要性は理解できると思いますが、レム睡眠が脳の発達に与える影響には何があるでしょう?
ラットの実験で、睡眠の中のレム睡眠をなくす実験では、不安の増大や性交渉の減少と言った、人間のウツ病に似た症状が現れました。また、脳内のセロトニン系やドーパミン系といった神経系が急速に発達する時期にレム睡眠が多いことから、神経系の発達に重要な役割を果たしていると言われています。
参考文献