成長ホルモン(GH/growth hormone)
簡単に言うと…
身体の成長にはなくてはならない重要なホルモン。
詳しく言うと…
子どもは出生後から日に日に成長していくが、この時期は成長ホルモンも多く分泌される。
ただし、起きている時の分泌は少なく、睡眠中に多量に分泌される。(特に、ノンレム睡眠時の深い眠りの時に顕著に分泌が促進される。)
そして、4〜5歳頃になると成人並にまで減少してしまい、以後、成長期が過ぎても成長ホルモンの量はあまり変わらない。
(ただ単に、背を伸ばすという意味では、このホルモンは成長期によく作用する。)
「まいと」な一例
格言に、「寝る子は育つ」とありますが、規則正しい睡眠覚醒リズムのもとに眠る質の高い眠りこそ、成長ホルモンが元気に分泌されて、脳の発育と身体の成長をもたらせてくれるわけです。
参考文献
- 「Emotional Intelligence(邦題:こころの知能指数)」/ダニエル・ゴールマン(土屋京子 訳)/講談社
- 「幼児教育と脳」/澤口 俊之/文藝春秋
- 「脳が考える脳」/柳澤 桂子/講談社
- 「脳の健康」/生田 哲/講談社
- Newton別冊「遺伝子と脳からみる男と女のサイエンス」/ニュートンプレス。
- 「Why men don't listen & women can't read maps(邦題:話しを聞かない男、地図が読めない女)」/アラン・ピーズ+バーバラ・ピーズ(藤井留美 訳)/主婦の友社
- 「子どもの脳が危ない」/福島 章/PHP新書
- 「ホルモンのしくみ」/大石 正道/日本実業出版社
- 「すぐキレる脳、ムカつく心」/高田 明和/光文社
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