セロトニン|幼児教育・幼児教材の「まいとプロジェクト」

セロトニン

簡単に言うと…

慈愛の念や人付き合い、恐怖心の軽減や気分の高揚などに関係する「癒しホルモン」。学習記憶にも作用する。

詳しく言うと…

感情をコントロールする「扁桃核」や食欲や睡眠に係わる「視床下部」に多く分布する。

集団に馴染めず群れから離れたラットや子育てしないラット、学習記憶実験の成績の悪いラットなど、実験後の脳の解剖で、セロトニン神経系の未発達や、脳内のセロトニン量が少ないと言った結果が出ている。

セロトニンはストレスにより減少します。だから、ストレスに弱い人はセロトニンが不足傾向になります。
いじめは一種のストレスです。登校拒否の子どもの多くはセロトニン不足だそうです。
セロトニンの分泌が少ないと、チョットしたストレスで、すぐに平常心をなくしたり、パニックになったり、攻撃的になったり、落ち込んだりする傾向にあるようです。
このように、ウツな大人やキレる子どもが多いのも、セロトニン神経系の未発達にあるようです。

「まいと」から一言

セロトニンは「トリプトファン」というタンパク質を構成する必須アミノ酸に含まれ、脳に運ばれるとセロトニンやドーパミン等の脳内ホルモンの原料になります。
トリプトファンは、乳製品や大豆製品などに多く含まれますが、特にバナナ等に多く含まれています。
また、太陽光を浴びたりリズム運動をすることで有効的に生産されるが、ビタミンB群と併せて摂取することで体内での利用効率が高まります。
落ち着かない時に、人はクセ(チックや貧乏ゆすり等)が出やすくなります。貧乏ゆすり=これはリズム運動なので、リズム運動はセロトニンの分泌を促進し、その結果、気分が落ち着き安定した精神状態になるわけです。

参考文献

  • 「Emotional Intelligence(邦題:こころの知能指数)」/ダニエル・ゴールマン(土屋京子 訳)/講談社
  • 「幼児教育と脳」/澤口 俊之/文藝春秋
  • 「脳が考える脳」/柳澤 桂子/講談社
  • 「脳の健康」/生田 哲/講談社
  • Newton別冊「遺伝子と脳からみる男と女のサイエンス」/ニュートンプレス。
  • 「Why men don't listen & women can't read maps(邦題:話しを聞かない男、地図が読めない女)」/アラン・ピーズ+バーバラ・ピーズ(藤井留美 訳)/主婦の友社
  • 「子どもの脳が危ない」/福島 章/PHP新書
  • 「ホルモンのしくみ」/大石 正道/日本実業出版社
  • 「すぐキレる脳、ムカつく心」/高田 明和/光文社

ページトップ