6歳児の気になる行動チェック
このチェックリストやコメントは、幼児教育の現場からの視点ですので、医師の診断とはちがい医学的な根拠はありません。また、医学的助言をするものでもなく、ご利用にあたり何かの保証をするものでも、結果に対して責任を負うものでもありません。
- 落ち着きがない
- 赤ちゃんが嫌い
- 視線が合いづらい
- 初めてのことに対して非常に警戒心が強い
- 気持ちがいつも不安定である
ワンポイント
子どもが頑張ったことをしっかり具体的に褒め、また、いけないことはなぜいけないのか具体的に注意します。感情を言葉にして、しっかり話して伝えます。
- 友達と手をつながない
- お母さん以外の大人と手をつながない
- おもちゃで遊ぶが同じ遊びが長続きしない
- 部屋に知らない人がいると部屋に入ることを拒む
- 初めての場所を嫌がる
- 初めての場所になじめない
- 狭い場所を怖がる
- 狭い場所が好き
- ルールや決まりが守れない
- 友達と同じ行動が出来ない
ワンポイント
ルールなどを守らないときは、しっかり目を見ていけないことだと話し、どうしたらよいのかを話す。
- じっと座っていられない
- じっとできずからだを左右に揺らす
- 突然小刻みなジャンプをする
- すぐ立ち歩く
- 椅子に座っていると上半身が揺れている
- 椅子に座っていると手や足を小刻みに動かす
- 姿勢が悪い
- 床でゴロゴロして遊ぶ
- 食事の時スプーンやフォークが上手く使えない
- 食事の時お箸が上手く使えない
- 腕まくりが嫌い
- 帽子をかぶりたがらない
- 靴下をすぐ脱ぐ
- 靴下を脱ぐことを嫌がる
- 暑さや寒さの調節が出来る年齢になっても調節が出来ない
- 自宅以外でトイレに入らない
ワンポイント
我慢ができない場合は、「体がむずむずしちゃうけど少し我慢!!」という具合にどのくらい我慢したらよいのかを示します。
- 奇声を上げる
- 話をしない
- 文章で話さない
- 四六時中、独り言を話している
- 気に入ったことばを繰り返す
- 単語の組み合わせで「て・に・を・は」が入らない
- 意味不明な言葉を羅列する
ワンポイント
ゆっくりはっきり話しかけるよう心掛けています。子供の話もしっかりうなずきながら聞きます。子どもの好きな絵本を読み聞かせます。文字を描く練習をします。
- 音楽がなると耳をふさぐ
- 大きな音が嫌い
- 音楽がなっていないと不機嫌になる
- 片足で立てる年齢になっても片足でバランスがとれずふらつく
- 両足ジャンプができる年齢でも両足ジャンプができない
- ケンケンができる年齢になってもケンケンができない
- 鉄棒をにぎれず鉄棒にぶら下がることが出来ない
- 高いとことにのぼることが好き
- 模倣体操が嫌い
- ボールのコントロールが苦手
- よく転ぶ
- よくぶつかる
- トンネル遊びなどくぐる遊びが苦手
- じゃんけんが苦手
- リズムに合わせて手拍子が出来ない
- 1度聞いたリズムをすぐ表現できる
- まっすぐ歩けない
ワンポイント
両足ジャンプやケンケン跳び、ボールなどの遊具を使った運動などは、見本を見せながら繰り返していきます。そして、出来た時には褒めることを忘れずに。
- ○や△など同じ形を繰り返し何十個も描く
- 筆圧が弱い
- 線が真っ直ぐ描けない
- ボタンの留め外しができない
- 指先を使う作業をしていても手元を見ていない
- のりやベタベタするものが苦手
- どろんこ遊びが苦手
- ハサミのコントロールが苦手
ワンポイント
子どもが形を描いたら、その形に絵を描き足したりほかの形を描き加えたりして、絵で表現することを教えていきます。
- 年齢以上に記憶力が高い
- 順番をよく覚えている
- 過去の出来ことを鮮明に覚えている
- 数字や図形の記憶力が高い
- 友達の名前を覚えない
- 友達の名前をフルネームですぐ覚える
ワンポイント
興味があるものはどんどん覚えますので、興味がある時期を見逃さずに記憶力を刺激していきます。
- 数字に異常なほど興味を示す
- おはじきなどで10以上の2つの数(例15:16)の違いがすぐ分かる
ワンポイント
興味が出てきたらどんどん数や量感の刺激をしていきます。具体物を使って数を数えたり数字を書いたりして遊びます。
- 積木を高く積めない(すぐ倒れてしまう)
- 友達が積木で作ったものを壊す
- 形の違いが分からない
- 100ピース以上のパズルを、時間をかけずに完成させる
ワンポイント
立体や平面の構成を少ない数の積み木や形カードを使って行います。自由構成して遊びます。終わったら何を作ったのか話をします。
- 大きさ(長さ、太さなど)の順番が分かりにくい
- 大きさ(長さ、太さなど)のほんの少しの違いが分かる
- 両手に持った2つの物の重さの違いが分かりにくい
- 両手に持った2つの物の重さのほんの少しの違いが分かる
ワンポイント
いろいろなものを比べて、比較のことばをたくさん使い、比較の方法をいろいろ見せます。
- 交通ルールが身に付かず、急に道に飛び出すことがある
- 小動物の扱いが乱暴である
- 虫や植物を触るときに力の加減が出来ない
ワンポイント
ぬいぐるみなどを使って「優しくね」「そっとね」などの言葉をかけて、実際にどう扱うのかを見せます。
- 指しゃぶりをする
- 爪を咬む
- 手のひらや指をひらひらさせる
- 紙を持ってひらひらさせる
- 手をかざして指の間からものを見ることに没頭する
- 水面をピシャピシャ叩く
- 唾を吐く
- 両手をグーにして(握って)力強く振る
- 何もせずただボーっとしている
- 行きと帰りが同じ道順で無いと不安を感じる
- 1日の行動で予定外のことがあると不安を感じる
- 虫刺されやかさぶたが異常に気になり、掻きくずしてなかなか治らない
- すぐ手を洗いたがる
- 細かい汚れやゴミが異常に気になる
ワンポイント
1日の予定などを前もって話し、安心感を持たせます。