執筆活動|幼児教育・幼児教材の「まいとプロジェクト」

執筆活動

気づいてあげたい子どもの伸び時・伸ばし時

気づいてあげたい子どもの伸び時・伸ばし時

価格 :
¥1,200(税別)
単行本:
206ページ
出版社:
PHP研究所

執筆についてのインタビュー記事はこちら

幼児才能開花教育「まいとプロジェクト」代表 佐藤るり子

子どもの「伸び時のサイン」こそが、子どもを伸ばす「適切な時期」です。

子どもの成長や発達には、順序があります。子どもが誕生してからの身体的な発達と心の成長、そして言語能力、また同時に育っていく知的好奇心やコミュニケーション能力………これらすべての発達は、外界からの刺激、つまり子どもを取り巻く環境の中で育まれていきます。

序章/幼児期に身につけておくべき5つの「基本能力」/第1章「言語力」を伸ばすチャンス/第2章「運動能力」を伸ばすチャンス/第3章「表現力」を伸ばすチャンス/第4章「数学力」を伸ばすチャンス/第5章「コミュニケーション力」を伸ばすチャンス/終章こんなとき、どうしたらいいの?

「自分で考える子」は失敗体験で育つ

別冊PHP 2009年12月増刊号

幼児才能開花教育「まいとプロジェクト」代表 佐藤るり子

※以下の内容は『別冊PHP 2009年12月増刊号 完全保存版 「できる子」になる習慣』(PHP研究所/定価500円)38頁~40頁からの抜粋です。

“失敗は成功のもと”
この言葉を今一度かみしめてみませんか?

最近のニュースには、青少年の突発的な犯罪が多いですね。私たち大人から見れば、そんなたいしたことでもないことに、どうして? なぜ? 突発的にキレてしまうのでしょう。その大きな要因の一つが、彼・彼女らの育ってきた幼児期にあります。
幼児期にもっとも大切なのが「自分で考える子」に育てることです。物事を自分で解決できる子ども、自分で判断をして実行できる子ども……つまり、生活の中で状況判断ができ、行動に移せる子どもです。自己中心的な物事の考え方ではなく、周囲に目を向け、耳を傾け、その中で子どもながらも一生懸命頑張って生きていくことです。
そのためには、幼児期においての生活体験がとても重要となってきます。そこで、ご両親の有効な働きかけをいくつかご紹介いたしましょう

もっと多くの失敗をさせよう

最近のご両親は、失敗を恐れる方がとても増えてきましたね。
わが子が失敗しないように「転ばぬ先の杖」を用意してしまいます。ジュースがこぼれる前に取り上げる、転ぶ前に抱きかかえる、喧嘩をする前に止め……生活の中でのせっかくのラッキーな失敗体験を除外してしまいます。親にとっては何かと厄介なことが多いとは思います。
しかし、子どもにとってはこの失敗体験なくしては、解決能力や次へのチヤレンジ精神が身につくはずもないのです。
例えば、ジュースをこぼしてしまったら、こぼしたジュースの片づけ方を学習します。次に、こぼさない飲み方、注ぎ方、コップに入れるジュースの量などを考えようとします。喧嘩をすれば、相手に対しての気持ちの持ち方や解決方法を相手とのやりとりの中で学んでいきます。転んで痛かったら、次からは転ばないように自分で注意をするようになります。

親の失敗体験をたくさん見せる

子どもはいつまでもあなたと一緒ではありません。わが子がご両親や大人のいない場所で、同じ失敗をしたときに自分自身で解決できるようになるには、生活の中での身支度から始まり、お手伝い、友だち関係など、年齢に沿ったありとあらゆる失敗体験が必要です。
また、ご両親は先生でいる必要はありません。あえて、失敗して解決していく方法をわが子にたくさん見せてください。ご両親の失敗を見て、子どもは安心します。そして解決方法を見て、経験していくのです。
失敗しないように教えるのではなく、あえて失敗をさせて立ち直る心の強さと、その後の対処方法を考えさせることが大切なのです。そして、小さな失敗の積み重ねによって、いずれ子ども自らが大きな失敗を防いでいけるようになります。
失敗があってこその成功です。そしてその繰り返しがあるからこそ、その次の行動を自分で考えられるようになるのです。

動植物を育てることも考える力を育てる

ここでは、「失敗」の大切さを中心にお話ししましたが、「動植物を育てる」ことも大切です。
ゲームに夢中になる子どもが問題になる昨今、先日「まいとプロジェクト」の生徒のお母様が、わが子が対戦相手を倒していくゲームにのめり込むようになってから、子どもの言葉遣いが変わったり、すぐ怒鳴ったり怒りをあらわにするようになったので、ゲームを取り上げたという話をされていました。
ゲームの中で気軽に対象を消去する子どもたち。しかし、生き物を育てることをゲームのように簡単に考えてほしくないからこそ、子どもたちには自ら育てることを体験させてほしいのです。
生き物を育てるということは、育てていくものに責任を持つということです。生き物は、自分よりもカの弱いものであり、自分が世話をしなくなれば命がなくなるということを知っていくよい体験になります。
あらゆる命あるものは、必ず死を迎えます。虫でも、鳥でも、動物でも、植物でも、大切にしているものであれば、その死はとても心に響きます。その心に響く体験は、子どもたちの心を育て、そして自ら考える力を育てる大切な体験となるわけです。

※上記の内容は『別冊PHP 2009年12月増刊号 完全保存版 「できる子」になる習慣』(PHP研究所/定価500円)38頁~40頁からの抜粋です。

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