PQ(ピーキュー)
PQとは、大脳の前頭連合野=人の高度な機能をつかさどる人間らしさの脳=の知性。(Prifrontal Quotient)
幼児教育や子育てでは、幼児期にPQへの適切な刺激を与えてあげることが重要。
「自我」と「社会的知性」と「感情的知性」は、それぞれ前頭連合野の別の領域にあるが、これらの知性は前頭連合野が担う中心的な知性群であるので、これらの知性群を総称し前頭連合野(前頭前野)の知性として「PQ(前頭前知性)」と、脳科学者澤口俊之氏は称した。
PQは、自分の持つ多重知性(言語的/絵画的/空間的/音楽的/論理数学的/身体運動的/社会的/感情的知性など)の統括者として、その能力を把握してうまく操りながら将来へ向けた計画を立て、社会関係と自他の感情を適切に理解・コントロールしつつ社会の中で前向きに生きるための知性であると言う。
[PQの働きの例]
* 他の霊長類は数時間先の時間という制約さえ超えられないが、ヒトは数年先、数十年先を見越して、計画や展望、夢を抱くことができる。
* ヒトほど自主性や主体性を持っている動物はいない。
* PQは幸福感と達成感の中心となる。
幼児教育教材《お母さん講座》の才能開花7大栄養素は、2歳児・3歳児・4歳児・5歳児の年齢月齢の発達に応じて必要な、PQを伸ばす栄養素です。
教室では、「教育は種まき」とか「知識は氷山の頂上」などで例えます。
良い芽が育つには、畑が肥えていなければ芽は育ちません。まして、そこに大輪の花を咲かせ、実となるには、常に適度な水や栄養を与え、環境を整えていかなければなりません。
我が子の土壌を耕すのは、ご両親であり、種は、これから芽を出すかも知れない我が子の可能性です。その種は沢山であればあるほど、多くの芽となり成長をしていきます。
では、成長を促すには -知識となり実を結ぶには-何が大切なのでしょう・・・?
第一に、お子さんの情緒の安定、次ぎに社会性と生活力の発達、最後に知識の上乗せです。
この情緒の安定と社会性の発達の土台なくしては、いくら知識を乗せたとしても、いずれバランスがくずれて崩壊してしまうからです。EQを高めることによって子どもは自分のIQをより豊かに発揮することが出来るわけです。
能力開発や習い事などを利用しても、種を蒔くだけ蒔いて、後は放って置いたら?・・・・・それは、蒔かない状態と同じです。
幼児は、繰り返すことで脳がその一連の行動を記憶し、その子の「力(=能力、才能)」となっていくのです。
躾(しつけ)が片手間では出来ないのと同じように、様々な知識の習得も、繰り返さなければ実にはなりません。
ですから、躾であり、技術や知識の習得には、親子共に根気とやる気が必要です。
それも、9才までに、そのやる気と根気と達成感を脳に記憶させておいてあげることです。