巧緻性(こうちせい)
簡単に言うと、手先の器用さ、巧みに指先を使う能力のことだが、この能力を幼児期に鍛えることが幼児脳の発達に大きく影響し、子どもの知能は高められます。
幼児教育ではとても重要視され、指先への様々な刺激を与えることで、この巧緻性を鍛えていきます。
巧緻性の発達は、たんに指先を巧みに動かせるだけではありません。
指先は「出ている脳」とか「第2の脳」などと言われるほど、末梢神経が集中しており、この指先への刺激が「幼児脳」を刺激していくことになります。
手の機能を充分に使い成長した子どもは、様々な事柄に意欲的に挑戦しようとします。また、出来ないことが出来るようになるまでの根気強さも身に付いていきます。
その成長を意識しながら、道具を年齢相応に上手く使いこなせるようにしていきます。また、使う物によって、何の道具を使ったらよいかなどの判断力を養っていきます。
四肢を動かすこと・体のリズム・運動能力なども、巧緻性とは密接な関係があります。
さらに、手先が器用に動く子どもほど「知的好奇心」が旺盛であり、社会性でのコミュニケーション能力も高い傾向にあります。
幼児教育にとって、手先を使った絵画制作・クラフト制作・道具の使用などは、「巧緻性」を育てる上で、また脳への直接の刺激にとって、とても重要なのです。