マザーリング/マザリング(まざーりんぐ/まざりんぐ)
マザーリングとは(mothering/マザリング)、文化人類学的な意味で用いる場合と幼児教室などで用いる場合とでは、意味合いが異なります。
一般的には前者の意味で、「母親が乳幼児にほどこす愛情ある接触行動」(岩波広辞苑)とあるように、本来親がわが子にする、抱っこ・話しかけ・愛撫などのスキンシップ&コミュニケーションに代表される行動で、これが欠けると子どもの人格・身体・知能などの発達に影響があるとされる。
母性愛に基づく行動がマザーリング、父性愛に基づく行動がファザーリング。
{マザーリング・ザ・マザー/mothering the mother というのがあります。
ひとりの女性が母親となって妊娠・出産・育児をする時には、この新しい母親自身に対しても、周囲の人たち(自分の母親・夫・友人……など)が母親のようにあたたかく優しくサポートすることで、母親の精神的ストレスを軽減・母乳分泌の改善・育児の成功にもつながるなどの効果がある。幼児教室ではこちらに近い意味合いで使われる。}
幼児教室などで使う場合は、当日の授業後などに行う、お子さんの進捗状況や発達段階の到達度などの説明や指導・お母さんやお父さんへのご家庭での教育の指導・子育て&幼児教育に関するカウンセリングやコーチング……など、お母さんやお父さんへの指導全般を指します。(内容はその教室ごとに様々)
[まいとのマザーリングから]
お母さんやお父さんがわが子を養育していく上で、「適切な時期」に・「適切な方法」で・「適切な刺激」を与えてあげることがとても重要で、そのために知っておいて欲しい事柄がたくさんあります。
マザーリングは、その日の授業後に行います。
授業では、その子どもの発達にとって「適切な時期」に・「適切な方法」で・「適切な刺激」を与えて、能力・才能を伸ばしていきます。
しかし、幼児教室に通わせておけば、何もしなくていいわけではありません。
授業の内容を、ご家庭でも繰り返す必要がありますし、刺激の仕方をお母さんが知っておくことが大切です。
そのために、家庭でも実践できる具体的なやり方を提示してあげる・・・・・両親に対しての指導・補助・援護・カウンセリング・コーチのようなモノです。
(例)
個別授業と集団授業、クラスや時期などによっても内容が異なります。
* 幼児教育プログラムに関するベクトル合わせ
* 今日の授業が今後の成長にどの様に関わってくるかの理解
* 発達段階をふまえての様々な分野での刺激の必要性の理解
* 発達段階をふまえたカウンセリング。
* 育児・幼児教育についての相談。
* 授業の内容……授業の目的・子どもの様子や取り組み方や理解度・到達度の説明
* 今後の課題と家庭でのおろし方の説明。
* 進路指導
* その他いろいろ
* マザーリング以外でのお母様方とのお話の場(コミュニケーション)もとても大切