【成長ホルモン:せいちょうほるもん】とは…幼児教室の子育て&幼児教育辞典|幼児教育・幼児教材の「まいとプロジェクト」

【成長ホルモン:せいちょうほるもん】とは…幼児教室の子育て&幼児教育辞典

成長ホルモン(せいちょうほるもん)

成長ホルモンは、幼児期の子どもにとって・幼児教育や子育てにとって、とても重要なホルモン。

人は生後4ヶ月頃から成長ホルモンの分泌が「睡眠中」に集中して分泌されるようになる。とくに睡眠覚醒リズムが完成する4〜5歳位までにかけて、睡眠中に多量の成長ホルモンが分泌される。
この成長ホルモンは、起きている時にはあまり分泌されないが、睡眠中=特にノンレム睡眠時の深い眠りの時=質の高い睡眠の時、に分泌が促進される。

成長ホルモンとは、背を伸ばしたり身体の作りを成長するだけに必要なモノではなく、幼児期にはとくに、身体の各種組織の発育にはなくてはならないホルモンであると同時に、幼児「脳」の発育にもとても重要な働きをする。
そして、4〜5歳頃に向けて盛んに分泌されるこのホルモンも、その後は成人並にまで減少してしまい、以後、成長期が過ぎても成長ホルモンの量はあまり変わらない。

この時期に合わせて幼児「脳」は爆発的に成長していきますので、成長ホルモンが幼児にとっていかに重要かつ大切なのかがわかります。

幼児期における規則正しい生活は、睡眠覚醒リズムを形成し、正しい「レム睡眠(深い眠り)」と「ノンレム睡眠(浅い眠り)」が形成されることで、質の高い睡眠をもたらし脳が正常に発育していくことにつながります。
ところが、この睡眠覚醒リズムがうまく形成されないと、脳内のドーパミン神経系(やる気など)やセロトニン神経系(情動コントロールや認知能力など)といった重要な「脳内ホルモン」の伝達系の発達に支障をきたしかねません。

このように幼児期における規則正しい生活は、睡眠覚醒リズムを形成し、質の高い睡眠をもたらし、成長ホルモンが豊かに分泌され、幼児脳が正常に発育していくことにつながります。

逆に、この時期に睡眠覚醒リズムが作られないと、睡眠障害となったり睡眠の質が悪さが影響し、多動傾向や言語障害・キレやすい・自閉的傾向・知能の低下……など、脳の発達障害にもつながりかねないので、幼児期はとくに注意が必要なわけです。

(※睡眠覚醒リズム、セロトニン、メラトニン も参照)

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