セロトニン(せろとにん)
幼児期の子どもにとって大切な脳内ホルモン。
慈愛の念や人付き合い、恐怖心の軽減や気分の高揚などに関係する「癒しホルモン」。学習記憶にも作用する。
セロトニンは、とくに情動をコントロールするのにとても重要な役割を果たします。親子関係や社会性といった人が生きていく上で大切な、環境適応能力に関係しています。
情緒不安定、攻撃的、自己主張が強い、キレやすい、といった問題行動を起こしやすい子は、このセロトニン神経系の未発達にあると言われています。
さらに、「△」「□」「\」「+」などの図形の模写(=認知能力)なども正しく出来ないなど、学習記憶にも作用します。
セロトニンはストレスにより減少します。だから、ストレスに弱い人はセロトニンが不足傾向になります。
いじめは一種のストレスです。登校拒否の子どもの多くはセロトニン不足だそうです。
セロトニンの分泌が少ないと、チョットしたストレスで、すぐに平常心をなくしたり、パニックになったり、攻撃的になったり、落ち込んだりする傾向にあるようです。
ウツな大人やキレる子どもの多くが、セロトニン神経系の未発達にあるようです。