ドーパミン(どーぱみん)
幼児教育や子育てにとって大切な脳内ホルモン。別名「やる気ホルモン(やる気快感ホルモン)」などと言われる。
ドーパミンは、子どものやる気を促進させるのに一役買い、「人間らしさ脳」=前頭連合野を豊かに発達させる重要なものです。
前頭連合野とは、思考・学習・決断・創造力・集中力・意欲・人格といった人間ならではの高度な機能を担当しており、社会的知性や感情的知性といったEQや、さらには自我といった知性の中でもより高度なものがここから生まれます。
ドーパミンは、とくに幼児期の脳に作用し豊かに育てます。
さて、このドーパミン分泌に一役買っているのが、お母さんやお父さんの「愛情」エッセンスです。
愛してあげる事・優しく抱きしめてあげる事・幸せを感じさせてあげる事はもちろんですが、とくに「達成感」を与えてあげること、小さな成功体験を積みかさねること、誉めてあげること、興味や好奇心を持たせること、楽しく何かに集中すること等々、そんな時に子どもの脳の奥底ではドーパミンが溢れ出します。
このドーパミンが分泌されると脳は覚醒し快感を得るので、さらに分泌を促すようになるわけです。「もっとうまくやりたい!」「もっと成功したい!」「もっと誉められたい!」等々、もっと、もっとと、より意欲的になり、さらに高度な達成感を求めていく……つまり、やる気を持ったデキル子へと育っていくわけです。
幼児教育で大切なことは、達成することの楽しさ・好奇心をもたせて集中させる・想像力豊かに遊ばせる……などで、この様な良い環境を与えてあげると、一度ドーパミンの味をしめた脳は、もっともっと欲しくなり活性化し、さらに意欲的に取り組むようになり、ますます出来るようになるわけです。