童歌(わらべうた)
昔から伝えられ歌い継がれてきた歌。子ども達の遊びの中でうたい継がれてきた歌。
わらべ歌には手毬歌・数え歌・絵描き歌・子守歌・遊び歌など、いろいろあります。
わらべ歌は、地方によって歌詞が違ったり、曲の節が違ったりなど・・・その地方ならではの特徴があります。
* 手毬歌・・・「あんたがたどこさ」「いちもんめのいーすけさん」
* 数え歌・・・「一羽のからす」「京都の通りの数え歌」
* 絵描き歌・・・「コックさん」「へのへのもへじ」
* 子守歌・・・「ねんねんころりよ」「ねんねこしゃっしゃりませ」
* 遊び歌・・・「かごめかごめ」「はないちもんめ」「あぶくたった」「通りゃんせ」「なべなべ底抜け」「お寺の和尚さん」「ずいずいずっころばし」「せっせっせーのよいよいよい」「おちゃらかほい」など
昔から、子どもの年齢や発達段階に応じて、さまざまな歌が歌われてきました。
乳児期から2歳ごろには、「ちょっちちょっちアワワ」「上がり目下がり目」……などのように、お母さんが子どもをあやしたり、子どもがお母さんの真似をしたりしながら歌うものが多く、3歳頃からは子ども同士で遊べる「かごめかごめ」「はないちもんめ」「通りゃんせ」……などの「集団遊びの歌」で友達と手をつないだり、肩に手をかけるなどのスキンシップを取りながら遊ぶものが多くなります。
また、手先の機能が発達するにつれて、相手の手と自分の手を使った「せっせっせーのよいよいよい」「おちゃらかほい」……などの「手遊び歌」で遊ぶことも多くなります。
ボールでドリブルができるようになると「あんたがたどこさ」、大縄跳びができるようになると「大波小波」「郵便やさん」……など子どもの身近な遊び道具を使って、歌を歌いながらリズムをつけてさらに楽しくしていきます。
「まいと」では授業の合間などに、子ども達の集団遊びや手遊びの一つとして、わらべ歌を取り入れています。子ども達に伝えていきたい大切な日本の伝統の一つです。