上の子の接し方|幼児教育・幼児教材の「まいとプロジェクト」

上の子の接し方

上の子の接し方

2番目の子どもが誕生します。 2番目が出来ると、
上の子どもが 情緒不安定になると言う事を聞きました。
上の子どもには、どの様に接すると良いのでしょうか?
(2歳11ヶ月)

回答

回答します
上の子どもの年齢にもよるのですが、2才~4才位の年齢では、お母さんのお腹に赤ちゃんがいることが理解でき、両親がとてもその赤ちゃんを大切にしている事が、日常の生活で理解できます。でも、生まれる前は、自分ひとりのお母さん、お父さんですから、それほどの情緒不安定は表面には出てきません。

しかし、産まれると、急に話題の中心が「赤ちゃん」中心となり、上の子はお母さんやお父さんを、この赤ちゃんに取られた!という感情が芽生えます。自分の存在が急に不安になり、赤ちゃんと同じもの・・・おっぱいを欲しがったり、自立心が芽生えていたのに『お母さん・お母さん』と何かにつけてお母さんの手を必要とする行動が増えたり、夜泣きをしたり、お漏らしをしたり、幼稚園に行きたがらなくなったり・・・。
これが、俗に言う「赤ちゃんがえり」なのです。

お母さんやお父さんは、下の子どもが産まれた時、「もうお兄ちゃんだから・・・」「もうお姉ちゃんだから・・・」という意識を持たせ、そう呼ぶ事で「ら・し・さ」を要求するようになります。
しかし、下の子どもをいたわる気持ちが芽生えるのは、4才前後ですが、単に「芽生え」でしかありません。もし、仲良く遊んであげていたり、お世話をしてあげていたとしても、それは、お母さんやお父さんに誉めて欲しいからなのです。
もしも、お母さんやお父さんに、「さわっちゃ駄目よ!」「あっちで遊んでいなさい!」と冷たく突き放されたら、どの様な精神状態になるでしょか?
殆どの子どもが、下の子に増悪の気持ちを持つようになり、お母さんやお父さんの目の届かないところで、赤ちゃんをツネッタリ、叩いたり・・・「イジメ」が出てくるようになります。その様なお子さんを、私たちは何度も目にした事があります。

第2子が産まれた時には、赤ちゃんは手がかかるのは当然ですから、赤ちゃんのお世話をしている時に、「一緒にお手伝いしてね」と側で手伝う事を誉めてあげたりして下さい。手が空いたときや、赤ちゃんが寝入っている時には、上の子どもへのスキンシップのチャンスです。一緒に遊んであげたり、絵本を読んであげたり・・・。お父さんとの役割分担も良いでしょう。
上の子どもは、自分も両親が自分のためにそうしてくれたという記憶がありませんし、言っても理解が出来ません。ですから、下の子への接し方を見てやきもちをやきます。
上の子どもと、赤ちゃんだった時の写真を一緒に見たり、ひざの上に載せてあげたりしながら、「同じように愛している」と言う事を感じさせてあげればよいのです。
上の子どもを、不利な立場に追い込む事が無いように、お母さんと一緒に面倒をみようね!という姿勢で接してあげましょう。

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