絵本の選び方|幼児教育・幼児教材の「まいとプロジェクト」

絵本の選び方

絵本の選び方

本の好きな子になって欲しいなと考えてますが、絵本の選び方、与え方について迷うことが多くどうしたら良いものかと悩んでいます。

(具体例)
六ヶ月になる娘には、早くから本と触れさせたいと思っているのですが、本屋に行くといろいろな絵本が出ていて、どれを選んで良いのか迷ってしまいます。絵本の選び方や与え方についてポイントを教えてください。

回答

回答します
本は知識を与え世界を広げ、想像力や情緒を豊かなものにしてくれます。ですから、「本の好きな子に育って欲しい」と言う願いはどのご家庭でもあるのではないでしょうか。そう思っていても、本の好きな子、そうでない子がいるのも現状です。
本が好きな子のお母さんの話を伺うと、「赤ちゃんがまだお母さんのおなかの中にいるときから、絵本の読み聞かせをしていた」と言う方がいらっしゃいました。実際そのような環境で生まれてきた子どもは本が好きになる子が多いようですが、子ども達が実際に出会う絵本はどのようなものが良いのでしょうか?

始めは触って遊べる絵本から

月齢の低い時には、本を「読む(見る)」というよりは本に「触れる(遊ぶ)」という方が適切かもしれません。最近では音が出るもの、異素材の組み合わせで「ざらざら、ちくちく、ふわふわ」といった感触が楽しめるもの、布製で口に入れても安全というもの、ビニール製でお風呂で遊べるものなど工夫を凝らした絵本がたくさんでています。それらは、乳幼児期の脳と体の発達に大きく関係があります。五感が著しく発達するこの時期は、五感が刺激できる絵本を与えていくと良いでしょう。
また、この時期は絵本の大きさや重さも大切です。子どもの手にちょうど合う大きさや重さの物を選びましょう。素材なども布製やビニール製の絵本(感触の刺激、安全性)や、厚い紙で出来ている絵本(子どもがページを捲り易い、丈夫)を与える事により子ども自身が、絵本に触れる機会を多くつくっていきましょう。
更に、就寝前にお父さんやお母さんが絵本を読み聞かせする事が、子どもにとっては喜びであり、自然と本に親しむ大きなきっかけになるでしょう。

自分で選ぶ楽しみを
1歳くらいになると、自分の周りの自然や家族、生活の事が少しずつ理解してくるので、知っているものが登場する絵本を選ぶとよいでしょう。「わんわん」「にゃんにゃん」「ママ」「パパ」など言葉の発達にも多いに役立ちます。また、ストーリーがないものは、お父さんやお母さんが子どもの理解力に合わせて説明やストーリーを付け加えられるので、親子の楽しみが増えるでしょう。
年齢が上がれば物語性を子どもが求めてきます。読み聞かせるときは、一字一句本のとおりに読まなくてもかまいません。お父さんやお母さんが知っている話なら、うまく省略をしたり説明を加えたりして子どもに解りやすく話してあげる方が良い場合もあります。ただし、繰り返し同じ本を読んでいると、子どもがストーリーを覚えてしまい「違うよ」と指摘されることもよくあるものです。でも、それだけその本が好きになるということは、親としてうれしい事ですね。
絵本によっては、対称年齢が記載されているものもあるので、それを目安に選ぶのもひとつの方法です。ただ、子どもにも意志はきちんとあります。親が一方的に与えてばかりいるのではなく、書店や図書館で子どもと一緒に選んでみましょう。意外なものがチョイスされて世界が広がるかもしれません。 気をつけたいことは、子どもが絵本に集中できる時間はそう長くないということです。
飽きたら無理強いしない事が本を好きにさせるコツかもしれません。

具体的な絵本の種類や題名は、ホームページの「まろまの本棚」を参考にして下さい。

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