公園デビューをするには?
先日、公園デビューをしようと、歩き始めた1歳1ヶ月の娘を連れて公園へ行ったのですが、いくつかのグループが出来ているようで、何となく親の私のほうが、尻込みをして帰ってきてしまいました。
近所に気心の知れた友達もいません。
娘に友達を作るのはもちろん、私も育児の相談や愚痴がこぼせるママ友が欲しいのですが、始めの一歩の出ない私にアドバイスをお願いします。
回答します
「公園デビュー」に代表されるような、すでに出来あがっている集団に入っていくのはかなり勇気がいるものです。
中には「私は人見知りで、自分からなかなか声が掛けられない」というお母さんもいるでしょう。でも、グループも個人の集まりですから、中には気の合う人、合わない人は必ずいるはずです。みんなに好かれる必要はなく、付き合いやすい人を見つけて、友達になるようにすれば良いのです。グループに入る事だけを気にすると、グループに入れないから寂しいとか、一人ぼっちだとか思えて来るものです。あるいは、入ったグループの雰囲気になじめないまま、一人になる不安から抜けられなくなってしまう事もあります。ですから、あまり他のお母さんと自分を比べたりせず、マイペースでじっくり友達作りをしましょう。
ただここで気をつけなければいけない事はお母さん同士にも「最低限のルール」があるということです。せっかく良い友達になれても、ルールを守らないと楽しくかつ役に立つお母さん同士のネットワークが、全く別のものになってしまいます。
では、「最低限のルール」とはどのようなのもでしょうか。
- 子どもが中心である事を忘れない。
- 公園でのおしゃべりに夢中で子供は放りっぱなしでは困ります。「無責任なお母さん」と勘違いされないように…。
- その場にいないお母さんや子どもの悪口は言わない。
- 言いたいことがあれば、正々堂々と本人に話をしましょう。また、悪口や陰口を言うときは、今度は自分や子どもがいないところで、他の人から悪口や陰口を言われてしまうと覚悟しておきましょう。
- 子どもの成長や発達を比べない。
- 子どもの成長や発達には、個人差があるものです。周りに振り回される事が無いよう気をつけてください。
- どんなときでも挨拶は大切。
- 子どもはまだコミュニケーションの取り方を知りません。お母さんが率先して明るく挨拶をしましょう。「こんにちは」「さようなら」だけではなく、「ごめんなさい」「ありがとう」の挨拶も大切です。子どもと一緒に挨拶をしましょう。
こうして、お母さん同士の友達が出来ると、育児方法や地域の情報なども交換できますし、家庭や育児の愚痴もお母さん同士だからこそ分かり合えることがあるのではないでしょうか。
お母さんがもっと友達がほしいと思っている方なら、積極的にどんどん外へ出てみましょう。児童館などには親子で参加できるサークルやイベントがあるのでお勧めです。お子さんがまだお座りも出来ないとか、真冬で外に出られないという時期には、パソコン通信やインターネットも便利です。子育て関係のホームページでは世界中のお母さん達と友達になれるチャンスもあります。また、同じぐらいの年齢が集まる予防接種や検診もきっかけになります。「何ヶ月ですか?」とか「近くにお住まいですか?」など、当り障りのない会話から始めてみましょう。そんな時も笑顔で挨拶忘れずに…。