子供の躾について考えてみましょう
子どもが一人前に育つためには、「しつけ」が必要です。
両親の任務・・・産むこと、育てる事、そして自立をさせることです。
両親が理解しておくこと
胎児や新生児が持っている身体的、精神的な能力を観察し、それを伸ばすような環境の与え方をしていきましょう。
「いつから」「何を」「どうやって」教育するか、又、するべきかを考えて、手遅れにならないような教育が必要です。単なる英才教育といった視点からではなく、真の子どもの幸福という点から考えましょう。
左右、それぞれの機能を持ちながら、しかも有効的に関わり合って機能している両方の脳を、意識的に健康に育てる為に、「理詰め(理論で解決する方法)」と「感性や創造力」、「物質としての理解」と「精神的なこころ」をいつどうやって育てるかを考えましょう。
- 「自立心」を育てる、しつけ
- 「自尊心」を育てる、しつけ
知識を中心とした能力を育てるのではなく、「心を育てる」「人柄を築く」という基盤に立って、子どものメンタルの部分での認識力を育成していきます。
「心のしつけ」をするうえで、是非「磨かれたことば」を使い、子どもの視野に立った言葉をたくさんかけてあげましょう。
他人と共に生きていく為の知恵をいつまでも親から教えられ、指示を受けることなく、自分で考え行動できる、社会生活を営む上で必要なルールを教える事です。
- 礼儀作法を教える。
- 礼儀作法を教える。
- 言葉使いを教える。
- 社会生活の中での良い事、悪い事を教える。
- 自分の物と他人の物との区別を教える。
家庭教育において、与えてほしい事柄
両親の考え方や価値観の一致に基づいて、年齢や性格に応じた誉め方や叱り方をしていきましょう。「おかあさんは怒るが、同じ事をしてもお父さんは何も言わない」「今日はいいけど、明日はだめよ」では、大人の顔色を窺う子どもに育ちます。家庭でのルールになります。幼稚園や小学校入学にあたり、良く御両親の考え方が一致していなかったという悩みを聞きます。子育てをする上で、是非御両親で誉める事、叱る事の一致、どの様な子どもに成長して欲しいのか、その為にはどの様な接し方をしていくべきなのかを話し合っておきましょう。
発達段階に応じて、家庭において協力する(お手伝い)楽しさや喜びを知らせ、家族の一員であるという気持ちを育んでいきます。そして、欲しい物を直ぐに与えることを避け、我慢する心、困難を乗り越える力を養っていきましょう。
親としての権威に基づいた厳しさが必要です。母としての役割、父としての役割を考え、子どもと接していく事が大切です。厳しさの中にも、愛を感じさせる家族関係を育んでいきましょう。
子どもの成長を妨げる庇護を与えずに、成長の過程において、自立の度合いを多くしていきます。発達段階を踏まえたうえで、自分で出来ることはなるべく失敗してもチャレンジをさせ、人格と尊厳を認めていきましょう。
家庭教育で与えてはならないもの
お手伝いや家族に協力するという経験をすることなく、子どもの要求のままにお金や物を与えてしまうことで、怠惰な心が育っていきます。
特に心の教育で無関心であることや、しつけに対しての自信の無さにより、子どもを放任してしまう事です。
過度の過保護により、自立心を育てられず、親や他人に頼るひ弱な心を育ててしまいます。
子どもの人格を無視した、親の感情や都合によるしつけです。
子どもに『駄目!』という前に、『なぜ?』と心の中で問いかけてみてください。
子どもの立場に立って、『なぜ、この子は今こういうことをするのか?』と考えて下さい。
つい忙しく、考える心の余裕がなくなってはいませんか?
子どもは、人格を持った一人の個性のある人間です。御両親の所有物では決してありません。その事を忘れないで下さい。
『いい子にしていなさいね』よくこの様な言葉を聞きます。
いい子・・・大人が考える良い子とは、どの様な子どもなのでしょうか?
「親の思い通りにしたい?」「周囲に迷惑をかけない?」「おとなしくする?」「行儀をよくする?」
大人にとって都合の良い子ではなく、生涯の中で、最も感受性の強い幼児期だからこそ、子ども自身が「今、どのようにすることが大切なのか」を考えられる「しつけ」をしていきたいですね。
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