3歳の目標と目安
あくまでも年齢別の発達を考えての1つの目安としてご覧下さい。 発達には個人差が必ずあります。その事をふまえ、出来なければいけないとは考えず、興味や刺激を与えていく為のヒントにしましょう。
- 規則正しい生活リズム(早ね・早起き)をつける。
- お箸を自分で使おうとする。
- パジャマなどの着脱が一人でできる。
- 前ボタン(大きめ)3個程度の掛け外し、スナップ止めができる。
- 衣服の裏返しを、元に戻そうとする。
- 自分で靴を脱ぐ、履く行動をしようとする。
- バギーなどをあまり使わずに、自分で歩こうとする。
- 自分で荷物を持とうとする。
- 自分で遊んだ物を片付けようとする。
- オムツが取れ、自分で排尿ができる。
- 顔を洗う、歯磨き、うがいをする。
- 手を自分で洗える。(袖まくりをする)
- 友達に興味を持ち、隣に来ても抵抗なく遊べる。
- 遊びの中で必要な言葉が使える。(入れて・貸して・どうぞ・ちょうだい・ありがとう)
- 公共の場でのマナーを意識する。(静かにする、走らないなど他の人の迷惑を掛けない)
- ボール…2メートル位を転がす。1メートル位の離れた相手に下から投げる。両手で受けと取る。蹴るなど。
- 両足跳び(グーパー跳び)ができる。
- マットなどの上で横転(いもむしごろごろ)ができる。
- 音楽に合わせて、歩く・走る・止まる・ギャロップができる。
- 平均台などの高さのある台を一人で登る・渡る・降りる事ができる。
- 鉄棒に20秒間位ぶら下がる事ができる。
- 簡単な手遊びをお母さんと一緒にできる。
- 外で、泥んこ遊びを嫌がらずにできる。
- 名前・年齢・簡単な質問に答える。
- 名前を呼ばれて返事ができる。
- 相手の目を見て話す事、聞く事ができる。
- 日常の挨拶(おはよう、こんにちは、ありがとう、おやすみなさい‥)
- 具体物を触り、言葉で表現をする。(硬い、柔らかい、フカフカ、ザラザラなど)
- 絵本や紙芝居に興味を持ち、集中して見る。
- 「りんご、バナナ」「3,6」などの言葉を順番に記憶し、表現する。2個〜3個位であれば、記憶ができるようになります。
- 3個のお椀を用意し、お椀の中に入るくらいの大きさの物を2種類ほど用意します。お椀の中に入れるところを見せ、どのお椀に何が入っているのかを記憶します。
- 1個の飴などを1つのお椀に入れ、3個のお椀を動かしても、飴が入っているお椀を追視できる集中力を鍛えていきましょう。
「数量」
- 1〜5まで1つずつ数える事ができる。
- 3個が理解でき、5個くらいの中から取る事ができる。
- 2個差くらいの多少の判断ができる。
- 6個くらいの数を2人に分けることができる。
- ハサミを正しく持ち、5cm位の直線を切る事ができる。
- 糊を指で取り、紙にのばして塗り貼る事ができる。
- 折り紙を半分(△、□にする)に折る事が出来る。
- クレヨンを正しく持ち、縦と横の線(15cm位)を描ける。
- 閉じた○、□が描ける。
- 頭足人から身体から手足が出るような絵になる。
- 顔の部分が理解でき、表現できるようになる。(目・眉・鼻・口・耳)
- 形(△、○、□)の名称が解る。
- 色(赤・青・黄色・桃色・橙・緑・黒・白・紫・茶色など)の名称が解る。
- 動物の名称と鳴き声が一致できる。
- 野菜、果物、乗り物、身近な品物の名称が解る。
- 自分の身体の部分の名称が解る。(頭・肩・胸・背中・お尻・顔の部分・手・足・足の裏・かかと・つま先・ひざ・肘など)
- 簡単な絵本の内容を記憶できる。
- 「リンゴ、バナナ」「2、4」といった言葉や数字を瞬時に記憶する。
- 3個のお椀などを用意し、裏返したお椀3個中1個〜2個の中に玩具をいれ、何処に何が入っていたかの記憶力。
- 更に、お椀が動いても目で追い、追視ができる集中力を鍛える。
- 積み木に興味を持ち、5個くらいで作った形を真似て同じように作る事ができる。
- パズルに興味を持ち、2〜4ピースくらいで出来ている絵、2ピースでできている形を構成できる。
- 比較(大きい・小さい・長い・短い・太い・細い・高い・低い・重い・軽いなど)が理解できる。
- 位置(自分や他人の上下・真ん中・前後・横)が解る。
- *あくまでも、目安です。月例や生活体験、興味の持ち方で達成度が違います。3歳は好きな物、嫌いな物がはっきりしてきます。「数字の記憶には興味が無く、全く覚えようとしない子どもも、電車の名前ならたくさん覚えられる・・・」というのは、良くあることです。好きな物から知識として広げていってあげると良いでしょう。
この3歳児のこころの成長・生活力・社会性・運動・ことば・記憶力・知的な刺激……など、お子様の年齢・月齢の発達に応じた幼児教育教材で、ご自宅でもお母さんが楽しく&簡単に伸ばすことができます。