チェックしてみましょう!
実際に教室でも授業の中でおこなっているもの3つをピックアップ。
ちょっとチェックしてみましょう。
身近なことでわかるイエス・ノー発達チェック
他にも大切なことが色々ありますが、日々の生活の中で、子どもの発達をチェックしてみましょう。
- 自分の要求を言葉で表現しますか?
2才になると言葉も増え、意思の伝達も泣いて表現するより言葉で表現することが中心になります。
『ママ 公園 行こう』『おなか すいた』などと言うように、単語を2語3語つなげた「2個文」「3語文」で話すようになります。
でも、ここで気をつけなければならないことがあります。
子どもが『ジュース』と言っただけで、お母さんがジュースをコップについで目の前に差し出してしまうという状況が多いことです。
これでは、子どもは文章にしなくてもお母さんに意思が通じてしまいます。これは少々問題です。
『ジュースをどうするの』『ジュースをどうしたいの』と、聞き返してあげることで『ジュースが飲みたい』と文章で話すようになります。
会話が出来るようになった " 今 " が大切です。
お母さんやお父さんが子どもの言葉を先回りして、「物分りのいい親」になり過ぎないように心がけましょう。
子どもといろいろな話をしましょう。
今日したこと、そしてそれをしてどうだったのか・・・・・
今日食べたもの、それはそんな味だったのか・・・・・など。
経験を話したり、そのとき感じたことを話したりすることで、気持ちや意思の共有が出来ます。
お母さんやお父さんも聞くだけでなく、『お母さんは・・・・・なのよ』と、自分の意思や思いも言葉にして、子どもにどんどん伝えていきましょう。
- 手を自分で洗えますか?(袖まくりをする)
毎年、新型インフルエンザが幼稚園や小学校で、猛威を振るっています。
寒くなるとなおさら、風邪やインフルエンザにかからないように「予防」が大切になってきます。その予防に一役買うのが手洗いです。
まだ一人で手が洗えないというお子さんは、まず、お母さんと一緒に手を洗うところから始めましょう。
* 袖まくりをする。
* 石鹸をつける。
* 手のひら・手の甲・指の間・指を一本一本洗う。
* タオルで拭く。
『♪手のひらゴシゴシゴシ〜手の甲ゴシゴシゴシ〜指の間ゴシゴシゴシ〜♪』などと、歌いながら洗ってみるのも良い方法です。
一人で洗うようになったとき、歌に合わせてしっかりと洗えるようになりますよ!
それに加えてもう一点。一人で洗えるようになるためには、洗面台や水道の位置が高すぎてはいけません。
踏み台などを用意することも忘れないでください。
外から帰ってきたら、手を洗うという習慣をつけましょう。
そして、一人で手が洗えるようになったら、手を拭いたタオルやハンカチを、「たたむ」ことにも挑戦しましょう。
とくに外で手洗いをした後は、
* 自分のハンカチを使って手を拭く。
* そのハンカチをたたんでポケットにしまう。
という一連の動作を、お母さんがお手本となり子どもに教えていきましょう。
外出先のトイレでは、ペーパータオルや送風で手を乾かすというものもあります。
その都度、使い方を教えていきましょう。
また、手洗いと同じように「うがい」も大切!
うがいの仕方も、少しずつ教えていくといいですね。
- 両足跳び(グー跳び)ができますか?
運動能力の発達には、個人差があります。
今、お子さんが両足でジャンプがまだできていなくても心配いりません。
大切なのは、ジャンプをしようとする " 気持ち " を持たせているかどうかです。
お母さんやお父さんが、お子さんに膝を曲げて上にジャンプする姿をたくさん見せてあげましょう。
また、お子さんは背伸びをしてつま先立ちをたくさんしますか?
つま先立ちも、ジャンプの前には大切な運動のひとつです!
お子さんの運動能力は「刺激の仕方」で変わります。
今の時期は、ハイハイ・つま先立ち・ジャンプ・などの運動をたくさんさせてあげて、運動能力を刺激して発達を促してあげましょう。
両方のつま先が、床から離れてジャンプが少しずつ出来るようになったら、床に縄や紐のようなものを置いてあげ、その縄をジャンプで跳び越える運動をさせてあげましょう。
さらに、ちょっとジャンプして、タンバリンなどの音の出る楽器にタッチしたり、お母さんやお父さんの手にタッチ……などの遊びをたくさんしてあげましょう。
ジャンプは、膝の屈伸運動が大切です。膝を曲げて力をためて、思い切り膝を伸ばしてジャンプ!
この繰り返しをしながら、運動能力を伸ばしてあげましょう。
また、ビーチボールなどを使って、キックする運動などもさせてあげましょう。
片足キックは、体の「平衡感覚」や「バランス感覚」を育てます。
是非ステップアップの1つとして、いろいろ刺激をしてあげましょう。
- 2個の量が理解でき、3個位の中から取ることが出来ますか?
2歳になり、自分の歳を聞かれると、自分の指を2本立てて表現できるようになりますね。
この時、『2歳の2と指の2本が同じものなんだ』と、認識をするようになってくるのです。
ここから「数の概念」がスタートしていきます。
さあ! 子どもと一緒にいろいろなものを数えてみましょう。
数えるときに大切なことはただ数をかぞえるのではなく、 " 数 " と一緒に " 量感 " を身に付けていくことが大切なのです。
飴などを使って数を数えてみましょう。
『1・2』と言って取りながら・・・・・2個取った後に、その2個の飴を持って『全部で2個!』と言います。
そうすることで2個という「量感」を覚えていきます。
それを繰り返した後、今度は3つの中から2個を取ってみましょう。
この時、2で止まれるように声を掛けます。『1.2ストップ!』この様な刺激を、日常生活の中でたくさん入れていきましょう。
今はまだ数に興味を持っていなくても、遊びや生活の中でこの様な数の刺激を楽しく、そして根気よくすることが大切な時期です。
気負わず楽しく取り入れてみましょう。
2個の量が理解でき、3個位の中から取ることが出来るようになると、3個の量感も身に付いてきます。
5個の中から・・・2個を取ったり、3個を取ったりしてみましょう。
また、取ったものをお母さんやお父さんに「分けっこ」して遊んでみましょう。
- 折り紙を手でちぎることができますか?
2才のこの時期は、紙を両手で持ち左右に引っ張ってちぎろうとします。
まだ紙を持った両手の指先を前後に動かしちぎるという動作が難しいことから、なかなか細かくすることができません。
だからこそ、指先を使って、両手を使ってちぎる動作が、子どもの幼児脳を " 刺激 " していきます。
はじめは、お子さんの手にお母さんの手を添えてあげて、一緒にちぎる動作を教えてあげます。
また、ちぎりやすいように少し切れ目を入れてあげることもよい事です。
ちぎることが巧くなってきたら、様々な素材をちぎる経験をさせてあげましょう。
折り紙やティッシュペーパー、紙ナプキン、新聞紙、包装紙……など、さまざまな紙を「ちぎる経験」を、たくさんさせてあげます。
新聞紙やティッシュペーパーなどは、ちぎり易い紙の向きがありあります。
2才ではその向きまで理解してちぎることは困難ですので、お子さんにはちぎり易い大きさにして、挑戦をさせてあげましょう。
なお、せっかくちぎった紙ですから、すぐゴミ箱へ捨てるのはもったいない!
糊を使って貼ったり、ビニール袋に入れて空気入れて風船のようにしたり、遊び方は様々です。
お母さんのアイデアで、遊びに発展させてあげましょう。
また、おやつの時間などに、袋入りのお煎餅などを食べる機会もあるはずです。
お菓子の袋はお母さんがすぐにあけてあげず、お子さんにさせてあげましょう。
これも指先を使ってちぎる力の1つです。
- 『リンゴ』と発音した言葉を記憶して、同じように真似できますか?
お母さんやお父さんが話した単語を繰り返して言う、「オウム返し」の時期を経て、言葉をたくさん習得してきた2歳です。
この「オウム返し」……まねっこ(真似っこ)がこの時期とても大切なのです。
真似ることで知識を増やし、その知識を定着させていくからです。
そして、「オウム返し」……まねっこは記憶力も刺激していきます。
はじめは「イヌ」「ネコ」などのように、「2つの音」でできている言葉のまねっこをしてみましょう。
このとき記憶力を刺激するために、『おぼえっこ!』と掛け声をかけてまねっこをしながら「覚える」ということも意識していきましょう。
このようなまねっこ(覚えっこ)は、どこでもできますので、気負わず楽しくお子さんと遊び感覚でおこなってください。
「りんご」のように「3つの音」でできた言葉を、記憶しまねることができるようになったら、次は、「ライオン」「ヒマワリ」など4つの音でできた言葉や「イヌ・ネコ」「やま・うみ」のように「2つの音」でできた言葉を2つ続けて覚えてみましょう。
覚えっこは集中力も高めます。楽しく挑戦しましょう。
- パズルに興味を持ち、2ピースくらいでできている絵を構成できますか?
家でお子さんと「パズル」をして遊んでいますか?
2才になると両手に持っているものを、自分の胸の前で合わせることや、机の上や床の上で、カードを合わせることが出来るようになります。
そこで、お母さんお手製のパズルを、お子さんと一緒に作ってみるのも楽しいですね。
パズルをするとき、左右が逆になることや、合わせる場所が違うこともあります。
そんな時は、『なんかおかしいね』などと声を掛け、もう一度挑戦しましょう。
もちろん、出来たときは、『凄いね』『ピッタンコできたね』『お父さんに見せてあげようね』など、たくさん褒めてあげましょう。
パズルに興味を持ち、2ピースくらいのパズルができるようになると、更に4ピース、8ピースとピースの数が増えていきます。
パズルが好きな子は、どんどん難しいパズルに挑戦をしていきます。
パズルは「図形の認識」「指先の巧緻性」「集中力」などを高めるためにもよい遊びです。
平面パズルの他に、「立体」で出来たパズルや「形はめ」パズルなど色々なパズルに挑戦してみましょう。
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手先が器用に動く子どもは、知的能力やコミュニケーション能力などが高い傾向にあるという巧緻性(こうちせい)とは。